体験する ― インターンシップ

採用支援+ビジネス創出型インターンシップ(2ヵ月間)実施例―株式会社マイスティア

令和6年7月1日~8月31日の2ヵ月間、株式会社マイスティア様に東呉大学3年の林 家熠(リン・ジャイ)さんがインターンシップ参加しました。林さんへのインターンシップに参加してのインタビュー、株式会社マイスティア様のインターンシップを受け入れての感想をご紹介します。

台湾人向け広報や帳票などを翻訳
円滑な業務を支えるチカラに

東呉大学 3年
林 家熠(リン・ジャイ)さん

Q.2カ月間にわたるインターンシップ生活は、いかがでしたか?

私は半導体関連の企業に興味があり、この会社を選びました。社員の皆さんが公私共にとてもよくしてくださり、休みの日には、先輩と一緒に阿蘇をはじめ、県内各所を観光したり、山鹿灯籠踊りや農業など多彩な体験メニューにも挑戦して、日本の文化を満喫していました。

一番心に残っているのは、天草です。ドライブしていると、海もあり山もあり、南国の情緒が感じられて、なんだか台湾に似ているような気がしました。私は歴史・文化が大好きなので、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の﨑津教会にも足を運ぶことができたのはいい思い出です。台湾ではテレビの中でしか見ることがなかったくまモンが、熊本に来てみるとどこもかしこもくまモンだらけ。社内ツールにも登場することから、くまモンの魅力を知り、今では大好きになりました。

Q.業務でおもしろかったことは何ですか?

普段は翻訳業務を中心に行っています。例えば、会社が定めた規則を翻訳した資料を作成した時には、法律も関与することから、法学を学んでいるインターンシップ生に相談したり、翻訳しながら台湾と日本の法律用語を勉強することができました。そのほか、工場を見学する機会があり、半導体プロセスを学ぶこともできました。

インターンシップを通して、日本語は上達できたと思います。先輩との日常会話だけでなく会議での話し方を学び、また顧客訪問を通してビジネスマナーの重要さも知りました。ここで身に付けたスキルは将来にわたって大切にしていきたいと考えています。

Q.仕事を通じて、一番うれしかったことは何ですか?

翻訳業務をこれまで行ってきた先輩たちから意見をもらいながら、私なりに翻訳業務を行ってきました。こうして身に付けたスキルは大学に戻ってからも、私自身だけでなく後輩たちにも役に立つと思います。大切に活かしていきたいですね。株式会社マイスティアはホームページにも書いてある通りに、人を大切にする企業だと、身をもって体験することができました。

Q.熊本での生活で困ったことはありませんか?

ごみの分別が細かくて戸惑いましたが、先輩たちが教えてくれたり、市役所の担当者も丁寧に対応してくださったので、困ることはありませんでした。熊本は歴史伝統と先進のモードが共存しているまちです。熊本市街を走る路面電車が100周年を迎えたと聞きました。一世紀前に創ったものを今も大切に使っている。文化を受け継いでいく熊本の文化は素晴らしいと思います。そんな熊本が大好きです。

熊本でできることはやり尽くしたと言えるほど、充実した毎日でした。皆さん優しくて、一人ぼっちになって寂しい思いをしたこともありません。もしインターンの期間がもっと長かったら、仕事も人間関係も、より深く理解できて、私が皆さんの役に立てる場面も増えたのではないかと思います。株式会社マイスティアさんに受け入れていただき、本当によかったと思っています。

【受け入れ企業担当者のことば】

株式会社マイスティア 管理統括本部
特命担当部長
中村 勝己さん

人事総務部人事課スペシャリスト
浦﨑 貴容子さん

広がれ!“マイスティアの輪”

日本語がとても上手で、優秀な学生さんです。来日当初は、大学院進学を希望していましたが、弊社で同世代が生き生きと働く姿に接して、「自分も少しでも早くキャリアをスタートしたい」と具体的なビジョンが浮かび上がってきたようです。インターンを通じてさらに日本語が上達し、キャリア形成の幅も広がったのではないかと思います。

台湾人向けの資料や広報ツールのほか、帳票を翻訳するなど、彼女が取り組んだ成果物が、これからの円滑な業務を支えてくれると感謝しています。彼女の人柄に魅了された先輩たちが、観光や体験に連れていきたいと率先して動いてくれたこと。そんな“ひと”“仕事”“地域”の魅力を彼女が帰国した後に口づてに伝わって、“マイスティアの輪”が広がっていくといいですね。